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19世紀のパリで人気を博していた出張料理人であるGustave Garlin ギュスターヴ・ガルラン。
フランスの伝統的なデザートの一つであるVacherin ヴァシュランを1887年に"Le cuisinier moderne"で言及した生みの親としても知られている人物だ。
シェフの帝王と称された偉人Antonin Carême アントナン・カレームの弟子であるJules Gouffe ジュール・グーフェ。
Gustave Garlin ギュスターヴ・ガルランはジュール・グーフェの弟子の一人で彼もまた多くの書籍を残している。
代表的なものは以下の通り。
1887年 "Le Cuisinier moderne, ou les Secrets de l'art culinaire"
1889年 "Le pâtissier moderne traite de confiserie d'office"
1890年 "Le Petit cuisinier moderne, ou les Secrets de l'art culinaire, par Gustave Garlin"
1898年 "La Bonne cuisine, comprenant 880 titres"
どの書籍も何度かの再販を繰り返すほどの人気を博している。
今著は1898年に出版された"La Bonne cuisine, comprenant 880 titres"のEdition Originale エディション・オリジナルと呼ばれる初版にあたる。
内容としては冒頭の部分に当時のメニューやそれに合わせるワイン、フォン・ソース、各食材についての解説が、それに続いてルセットとしてスープ、オードヴル・ショー&フロワ、魚介、前菜、肉、サラダ、卵、アントルメ、アイス、デザートが掲載されている。また後半部分にはPatisserieの章があるが、いわゆるパティスリーとしてのもの以外に料理に用いる生地なども多く含まれているのもこの時代らしい。
当時の美食文化を感じることができる、クラシック好きな方にぜひご覧いただきたい書籍だ。
édition: GARNIER FRERES LIBRAIRES EDITEURS社
538ページ
フランス語
刊行1898年
サイズ:縦 18cm×横 12.5cm×幅 3cm
ISBN: 不明