イタリア語でケーキは一般的にtorta トルタと呼び、タルトはというとcrostata クロスタータと呼ぶそうだ。しかしcrostata クロスタータは厳密にはタルトとは違うそうで、生地を成型しフィリングを詰めたあとで焼成したものをクロスタータというらしい。
イタリアでは昔ながらのお菓子で、フィリングはジャムやヌテラなどが多くスーパーやバールでもよく売られている。
今作はそんなcrostata クロスタータがテーマとなった書籍で、約60種類のレシピが掲載されている。
著者であるGianluca Fusto ジャンルカ・フストは28歳の時に外国人として初めてEcole du Grand Chocolat Valrhonaに勤務するなどパスティッチエーレとして高い技術の持ち主だ。
伝統的なお菓子であるcrostata クロスタータをGianluca Fusto ジャンルカ・フスト独自の感性で再構築し、モダンで創造的な作品へと昇華させている。単純にレシピだけでなく各素材の特徴や活かし方、成型や焼成のコツなども分かりやすく解説されており分かりやすい。
緻密で正確な作品の数々をご覧いただきたい。
Publisher: Italiangourmet社
256ページ
イタリア語 英語 併記
2016年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 20cm×幅 1.5cm
ISBN: 9788898675128