フランス東部のフランシュ=コンテ地域圏にある小さな村で生まれ育ったMatthias Marc マティアス・マルク。
1993年に代々きこりをしている家庭に生まれながら、2024年パリに2店舗のレストランをオープンしており、そのうちの1つはミシュラン一ツ星を獲得している。
パリのPlaza Athénée プラザ・アテネ内にあるレストラン、Relais Plaza ルレ・プラザでシェフをしていた叔父の勧めでインターンシップをしたマティアス・マルクはその厨房の雰囲気の虜になったそう。
ホテル学校を卒業した後はモナコのl'Hôtel de Paris ホテル・ド・パリやChristophe Moret クリストフ・モレ率いる二ツ星レストランのLasserre ラセール、Meurice ムーリスといった名立たるレストランで研鑚を積んだ。
それと同時にフランスの人気料理番組であるTOP CHEFでも活躍し、見事ファイナリストにも残りその名を世間に知らしめた。25歳という若さでパリ16区に自身のレストラン、Substance シュブスタンスをオープンし2019年にはフィガロ紙による30歳以下の最高のシェフやゴー・エ・ミヨのJeune chef de l'annéeに選ばれるなど非常に高い評価を得ている。
彼の料理の根幹にあるのが自身のルーツである森や川、牧草地やブドウの木といった自然やジュラというテロワールだという。
今作ではそれらからインスピレーションを得た洗練された料理やTOP CHEFで多くの人に印象を残した料理など、多数のルセットが掲載されている。
若き才能を存分に感じることができる料理の数々をぜひご覧いただきたい。
edition: Chene社
224ページ
フランス語
2023年刊行
サイズ:縦 27cm×横 21.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782812321504