ヨーロッパ各地で生産される様々なジャンボン。
今作はその中でも日本で生ハムと呼ばれている食材に注目した書籍だ。
やはりイタリアのプロシュートやスペインのハモン・セラーノなどの印象が強いが、その他のフランスやベルギー、ドイツやポルトガルなどでも生ハムが作られている。
書籍の前半部分では生ハムの歴史や製造方法や熟成方法、豚の種類や各国の生ハムの違いに言及しており、後半部分にルセットが掲載されている。
ルセットを提供しているのはイタリア料理界の巨匠、Massimo Bottura マッシモ・ボットゥーラとベルギーの星付きシェフ、Geert Van Hecke ヒェールト・ファン・ヘッケ。どちらもハムの持つ塩味や旨味を巧みに利用した素晴らしい料理ばかりだ。
ジャンボンの文化からその活用法まで、そり深く生ハムの魅力に触れる事ができる1冊。
Édition: LANNOO社
209ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 20.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-9-401437639