今回の書籍はコロンビア出身のシェフ、Juan Arbelaez フアン・アルベラエスのものだ。
1989年生まれの若きシェフであるフアン・アルベラエスとはどんな人物なのだろうか。
弁護士の父と教師の母の元に生まれた彼。
18歳の時に料理人を目指し、パリのLe Cordon Bleu ル・コルドン・ブルーに入学した。
2年後Pierre Gagnaire ピエール・ガニェール率いる三ツ星レストランでスタジエ、コミとして勤務、その後もl'hôtel George-V ロテル・ジョルジュ・サンクにてÉric Briffard エリック・ブリファー、 Le Bristol ル・ブリストルでÉric Fréchon エリック・フレションに師事するなど一流シェフの元で腕を磨いている。
2012年には16区にあるレストラン L'Acajou ラカジューのシェフに就任し、翌年には自身のレストラン Plantxa プランチャをオープンした。
ホテルの料理長やテレビ番組にも積極的に参加するなどその知名度を増やしていき、現在はフランスに6つのレストランを展開するなど非常に注目のシェフだ。
今作は彼によるルセットが130点掲載された書籍で、PARTAGEZとあるように非常に親しみやすい料理が中心となっている。
生まれ持ったコロンビアのセンスがパリのトップ・シェフによって洗練され、それがまた身近な料理に還元されるという面白い1冊だ。
Publisher: MARABOUT 社
303ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 26.5cm×横 21cm×幅 3.5cm
ISBN: 9782501144872