今回の書籍"MARC LEPINE ATELIER"は他のものとは少し違った趣向を凝らしたものになっている。
ドイツを代表するトップ・シェフ10名に5種類の食材を選んでもらい、それを用いた料理3品を作り上げるというものだ。ボーナスとして2種類の追加食材と基本的な油や水、塩胡椒も使うことができる。
例えばドイツ出身の料理人でスイスの二ツ星レストラン、7132 Silverでシェフを務めているMitja Birlo ミチャ・ビルロが選んだ食材は下記の5種類。
・レモン
・卵
・牛肉
・ビーツ
・蕎麦の実
ここから彼が作りだしたのが、"ビーツのダンプリン 牛肉のタルタルとローストオニオン"、"アントルコートとビーツのグリル パセリのオイルと漬けの卵黄"、"ビーツのタルト 蕎麦の実とレモンカード"という3品。
それぞれのシェフがなぜその食材を選んだのか、またそこからどのようなイマジネーションで料理を作ったのかも解説されている。
各料理人の創造性が試される1冊だ。
Publisher: EMF 社
240ページ
ドイツ語
2019年刊行
サイズ:縦 21.5cm×横 26.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 9783960934530