こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
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ベベの愛称で親しまれていた人気女優Brigitte Bardot ブリジット・バルドーが名付けの親と言われるお菓子、タルト・トロペジェンヌ。
このお菓子が生まれたのは南仏に位置するサン・トロペ。
ポーランド出身のパティシエAlexandre Micka アレクサンドル・ミカが1955年にサン・トロペでオープンしたブーランジェリー・パティスリーで出していたものだ。
祖母が作っていたというブリオッシュ生地にクリームを挟んだシンプルなお菓子。
当時、映画撮影の関係者のために仕出しをしていた際に人気女優のブリジット・バルドーが食べた際にあまりの美味しさに非常に気に入り、名前をつけたそう。
この書籍はそのタルト・トロペジェンヌの生まれたパティスリーによるもので、伝統的でシンプルなものからプラリネやピスタチオ、フランボワーズなどを挟んだバリエーションも掲載されている。
またそれ以外にも、タルト・トロペジェンヌを愛して止まない人々がそのオマージュとして自身によるオリジナルのタルト・トロペジェンヌを公開している。
その顔ぶれがまた凄い。マルク・ヴェラ、ヤニック・アレノ、アルノー・ドンケル、青木定治、フランソワ・ペレ、アルノ・ラエール、クリストフ・ミシャラクなど一流の料理人、パティシエが多数登場する。
シンプルだからこそ誤魔化しのきかない、それでいて今なお愛される、素朴な魅力のあるお菓子をより深く知ることのできる1冊。
édition: La Martinier 社
144ページ
フランス語
2015年刊行
サイズ:縦 23.5cm×横 23cm×幅 1.5cm
ISBN:978-2-732-47421-2