ロンドンで活躍するシェフ、Robin Gill ロビン・ギル。
彼とマネージャーが共同出資してオープンしたレストラン、The Dairy ザ・ダイアリーはオープン以来多くのゲストが集まる人気店となっている。
友人が料理人をしており、自宅で一緒に料理を作っていた時に料理人に誘われたという非常に単純な理由でこの道を選んだ彼。
しかしいざレストランで働くとそのスリルに満ちた生き様に魅了されてしまった。
その後、星付きレストランで働きたいという思いからミシュランガイドを片手にレストランを訪れ、仕事がないか聞いて周ったそうだ。
そこで見つかったのが当時ミシュラン三ツ星、伝説のシェフと呼ばれるMarco Pierre White マルコ・ピエール・ホワイト率いるThe Oak Room ザ・オーク・ルームだ。
その後もイタリアの名店、Don Alfonso 1890 ドン・アルフォンソ 1890でイタリア料理やパスタの作り方を学び、イギリスに帰国してからは五つ星ホテルであるLe Manoir aux Quat'Saisons ル・マノワール・オ・キャトル・セゾンでさらに腕を磨いている。
今著では彼がこだわる契約農家からの野菜や自家菜園で採れた野菜を用いたビストロ料理が掲載されている。
イギリスの古典的な調理技法も用いつつ、中東や地中海の要素も取り入れた独自の料理の数々。シンプルでありながらも非常にモダンで自由なアイデアはロビン・ギルの料理哲学そのものが表現されているようだ。
edition: ABSOLUTE PRESS 社
288ページ
英語
2018年刊行
サイズ:縦 25cm×横 19.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 978-1-4729-4854-0