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フランス料理を学ぶ上で必ず登場するMarie-Antoine Carême マリー=アントワーヌ・カーレム、Antonin Carême アントナン・カーレムの名で知られている。
彼は今まで厨房の奥で目立たなかった料理人の中で、顔の知れたいわゆる有名シェフのさきがけとなった人物だ。
もちろんそれは単に表舞台に出たいという思いからではなく、現代フランス料理の礎となった様々な料理やソース、お菓子、建築の知識を取り入れたピエスモンテにテーブルセッティングなどフランス料理界に数多の革新を起こしたからである。
フランス革命に揺れていたパリで苦しい境遇の中から努力し、ナポレオンやロシア皇帝、オーストリア帝国皇帝やロスチャイルド家といった上流階級の料理人として活躍、« le roi des chefs et le chef des rois » シェフの王であり王のシェフとまで言われるに至った。
今作は彼が記した有名な著作の内の一つで1828年に出版されたL'art de la cuisine Française au XIXe、もしくはLe Cuisinier parisienというタイトルのものだ。
1833年に出版された彼の晩年の作品である5巻セットのL'art de la cuisine Française au XIXeのルーツとなる1冊で、様々なルセットと共に当時を彷彿とさせる装飾のイラストが綴られている。
こちらの書籍は1986年にリヨンの出版社 éditions Dioscorによって再販されたもので、内容は当時のままとなっている。
古典的な料理や装飾に興味がある方にはぜひご覧いただきたい1冊。
édition: Dioscor社
422ページ
フランス語
1986年刊行
サイズ:縦 21.5cm×横 14.5cm×幅 2cm
ISBN: 不明