フランス料理に欠かすことのできない高級食材の一つであるフォアグラ。
主な生産地としてフランス南西部のPérigord ペリゴールが挙げられるが実はアルザスやラングドックも産地としてよく知られている。
今作はアルザス地方のStrasbourg ストラスブールで200年以上の歴史があるフォアグラメーカーであるFEYEL フィエルとEDOUARD ARTZNER エデュアール・アルツナーの共著となっており、アルザスにおけるフォアグラの発展やメゾンの歴史と共にレシピが掲載されている。
実はアルザスはフォアグラの発展のパイオニアと言われており、今やフォアグラを使った料理の代表格ともいえるフォアグラのパテは1778年にアルザスで発明されたものだ。
書籍の後半部分にあるレシピにはそのベースとなったPâté de foie gras d'oie Maréchal des Contades フォアグラのマレシャル・デ・コンタド仕立てから牛ホホ肉とフォアグラのミルフイユ、ウナギの燻製 フォアグラとベットラヴといったフォアグラを使ったものから帆立のロティとマグレ鴨の燻製 アニス風味のサツマイモといったマグレ鴨を使ったものも含まれている。
アルザスのフォアグラ文化をより深く知ることができる1冊。
édition: BAOBAB社
169ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 23.5cm×横 23.5cm×幅 1.5cm
ISBN: 9791096607303