寒い冬から熱い夏、食前や前菜、ちょっとした食事まで、その場面場面によって違ったスタイルで供されるスープ。
今著にはスープを特別な食事に変えるテクニックが詰まっている。
野菜と根菜、きゃべつ、キノコ、魚介、肉、パスタ、米、豆腐といった季節や食材によってチャプターが分かれており、掲載されているスープは200点にも及ぶ。
その中には古典的なものからオリジナリティに富んだもの、フランスの伝統的なスープからアジア圏の食材を取り入れたエスニックなものまで、一つに枠に囚われることのないスープが多数掲載されている。また、各ルセットにはアレンジの加え方やどの地方のどのようなスープなのかといった解説もついており興味深い。
スープの幅、延いては料理そのものの幅が広がる1冊だ。
Édition: Martiniere社
320ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 20cm×幅 2.5cm
ISBN: 978-2-732488578