近年の料理界を語る上で外せない国となったペルー。
ガストロノミーという点では今までは名前が挙がらなかったペルーだが、一体なぜここまで注目を集めているのだろうか。
そのきっかけの一つが世界50ベストレストランで徐々にランクを上げたレストラン、Central セントラルの影響も大きいだろう。
シェフの名前はVirgilio Martinez ヴィルジリオ・マルティネス、生粋のペルー人だ。
彼の経歴としてはコルドンブルーを卒業後、ニューヨークやスペインでのレストランでの勤務を経てペルーへ戻る。その後、ペルー料理の最高峰と言われるAstrid & Gastónでエクゼクティブ・シェフを務めた。
自身のレストランをオープンしてからは着実に人気を集め、2016年にはNOMAノーマを含む名立たるレストランを抑え、世界50ベストレストランの第4位に選ばれている。
彼は料理に用いる、アマゾンの支流やジャングル、太平洋や砂漠といった、都会とはまったく違う環境の中で手に入る食材達は非常に興味深い。
この書籍もHOME COOKINGと銘打ってはいるものの、その食材や組み合わせは我々にとってはどれも未知のものばかりで、オリジナリティに溢れた1冊になっている。
Publisher: MITCHELL BEAZLEY 社
224ページ
英語
2015年刊行
サイズ:縦 25cm×横 19.5cm×幅 2.5cm
ISBN:978-1-78472-088-9