世界中から観光客が集うMont Saint-Michel モン・サン=ミシェル。
かつて多くの巡礼者が訪れた修道院であり、13世紀頃にほぼ現在の姿になったそうだ。
モン・サン=ミシェルの名物の一つがla Mère Poulard ラ・メール・プーラールのオムレツだろう。
かつて命からがらモン・サン=ミシェルに辿りついた巡礼者を限りある食材で満足させてあげたい、という思いから卵を掻き立てふわふわにしたオムレツを出したのが起源と言われている。
今著はモン・サン=ミシェルの市長を務め、ラ・メール・プラールグループの会長を務めるEric Vannier エリック・ヴァニエによるメール・プーラールの歴史や伝統、料理を綴ったものだ。
オムレツの印象が強いがノルマンディーとブルターニュの境に位置し、オマールやリンゴやシードル、周辺ではムール貝やプレ・サレと言われる羊など多様な料理を楽しむ事ができる。
今作ではAnnette Poulard アネット・プーラールが現代に受け継いできた、オムレツ以外のモン・サン=ミシェルの伝統的な料理をご覧頂きたい。
édition: Chene 社
336ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 27.5cm×横 22cm×幅 3.5cm
ISBN:978-2-81231-772-9