食品を食べる際に感じる香りには2種類のルートがあるそう。
一つが食品から直接感じられる香りであるオルソネーザルアロマと呼ばれるものと、口に入れて飲み込んだ際にのどから鼻に抜ける香りであるレトロネーザルアロマである。
鼻をつまんで食べたり飲んだりすると味を感じにくくなり、何を食べているのかも分からなくなるほど。
それほどまでに美味しさにとって香りは非常に重要な存在だ。
今作はワイン・アロマのサンプルを製作しているEditions Jean Lenoir エディション・ジャンルノワールによるもので、アルマニャックの香りを構成するアロマとその解説が収められている。
南仏プロヴァンスでハンドメイドにて製作されており、開栓後の香りの持続性は最低5年、保存状態が良ければ10年間となっている。
入っている香りのサンプルは科の木、蜂蜜、梨、マルメロ、プラム、オレンジ・コンフィ、胡桃、革、オーク、ヴァニラ、胡椒、カカオの12種類。
勉強熱心なソムリエやバーテンダーだけでなく料理人やパティシエにとっても新たな発見があるのではないだろうか。
ぜひ一度お試し頂きたい。
Publisher: Editions Jean Lenoir 社
52ページ
フランス語
2010年刊行
サイズ:縦 24.5cm×横 17.5cm×幅 3.5cm
ISBN: 9782906518766