かつてフランスで生まれた調理法であるsous-vide スー・ヴィッド。
多くのレストランでも取り入れられ、今や一般家庭でも実現できるようなキットも販売されるほど市民権を得ている。
今著はsous-videの魅力に取りつかれ、10年以上に渡り研究を続けているデンマークのKarsten Tanggaard カルステン・タンゴーによる書籍のフランス語版だ。
友人の真空調理で作った料理の美味しさから興味を持ち始め、オーストリアから機材を取り寄せ自身で多くの情報を集めながら試行錯誤を何度も繰り返したそう。その莫大な体験の中で見出したsous-videのノウハウを1冊にまとめたのが今作である。
sous-videという調理法の基礎的な知識からそれぞれの食材の各温度による違いなど、誰にとっても有用な情報が詰め込まれている。
それ以外にも150点のレシピやもう一歩踏み込んだテクニックなど非常に濃い内容となっている。
初心者にとっては分かりやすく、プロにとってはより深くsous-videを知ることができる1冊だ。
edition: Chene 社
455ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 28cm×横 20cm×幅 4cm
ISBN: 9782812320866