70年代から80年代にかけて、ヌーベル・キュイジーヌの先駆けと呼ばれた鬼才 Alain Senderens アラン・サンドランスよりそのレストラン L'Archestrate ラルケストラートの跡地を買い付けたAlain Passard アラン・パッサール。
アルページュで長年3ツ星を守る彼の料理、2001年頃からは野菜料理に非常に力を入れ、現在は野菜の魔術師とまで呼ばれている。
この書籍はアラン・パッサールとラルース社によるものだが、レシピブックではない。
今昔200種ほどの野菜について言及されており、各野菜ごとに歴史や育て方、アラン・パッサールによる料理への活かし方やチップなどが掲載されている。
ヨーロッパ最大の農業国とまで言われるフランス。
実際に土に触れ、野菜の声を聞く生産者の方がいるからこそ素晴らしいレストランがあるのだろう。素材への敬意が溢れた1冊だ。
édition: LAROUSSE 社
234ページ
フランス語
2012年刊行
サイズ:縦 30cm×横 23cm×幅 2cm
ISBN: 978-2-03-586414-7