かつて馬車の馭者をしていた人々が休憩がてらに食事を摂っていた事から、藁の束を意味するBouchon ブション。
素材にこだわりながらも肩肘はらず心地良い雰囲気のなかで食事をとることができるブションはリヨンっ子だけでなく観光客にも人気が高い。
今著ではリヨンの誇りである名物料理から、定番の仔牛のブランケット、キャベツのファルシなど、ワインとパンを添えて楽しむことができるルセットが100点掲載されている。また、リヨン名物のプラリネ・ローズを使ったスイーツも忘れてはならない。
それ以外のにも畜産農家、シャルキュトリー職人、内臓肉店、チーズ職人、八百屋、そしてショコラティエなど、「美味しさ」の伝統を守り続け、リヨンを「美食の都」として名高い存在にしている生産者たちにも出会うことができる。
著者はLes Bouchons Lyonnais協会の会長であり、La Meunière ラ・ムニエールのシェフであるOlivier Canal オリヴィエ・カナル。リヨンの母たちから受け継がれてきた豊かな食文化を紹介する過去と現在をつなぐ1冊だ。
édition: La Martiniere 社
384ページ
フランス語
2024年刊行
サイズ:縦 cm×横 cm×幅 cm
ISBN: 9791040118534