マグロといえばツナや刺身、寿司など日本のイメージが強いマグロ。
確かに世界のマグロ消費量の5分の1は日本が占めているが、近年は海外での消費量が増加している。
地中海でも古くからマグロ漁を行っていたそうで、数千年前から地中海全域でマグロが食べられており、マグロ缶が初めて作られたのもイタリアだそう。船でマグロを追い込むシチリア島の伝統的な漁であるマッタンツァは観光客が見学に訪れることでも有名だ。
この書籍の著者であるLuigi Pomata ルイージ・ポマータの出身地もマグロで有名なサルデーニャ
島のCagliari カリアリで、イタリアでマグロ料理といえばこの人とまで言われている人物。
地元のレストランの3代目であるルイージ・ポマータは世界各国のレストランで働いた経験があり、素材の魅力を活かしつつも創造的で繊細な料理を作り上げる。2003年にはボキューズ・ドールにも出場した実力の持ち主だ。
今著でもアンティ・パスティ、プリミ、セコンディ、その他にもサラダやアペタイザー、ストリート・フードなど計100点のリチェッタが掲載されている。
イタリアらしいマグロの用い方を見る事ができる面白い1冊。
édition: Italiangourmet社
256ページ
イタリア語
2016年刊行
サイズ:縦 30.5cm×横 28cm×幅 3.5cm
ISBN: 9788898675456