プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュールに位置するマルセイユ。
フランスで第二の人口を有する南仏を代表する都市だ。
このマルセイユで唯一三ツ星を獲得したレストランこそがLE PETIT NICE PASSEDAT ル・プティ・ニース・パセダ。現在のシェフはGérald Passédat ジェラール・パセダである。
創業は1917年、ジェラール・パセダの祖父が始めた大衆レストランだそう。
その後父親が1979年にミシュラン一つ星を獲得、1985年に僅か25歳という若さで店を引き継ぎ、2008年にとうとう三ツ星を獲得した。
彼の料理は地中海の豊富な魚介と南仏地方の素材を活かした、繊細で熟練された、それでいてエネルギッシュな、気持のよい料理だ。
自身の料理というものを長い間探していたが、目の前にある地中海こそが本当の宝であると気付いた、ずっと見落としてしまっていたと語る彼。
美しいデッサンや魚の写真と共に楽しんで頂きたい。
édition: Flammarion 社
フランス語
2013年刊行
サイズ:縦 31.5cm×横 25cm×幅 3.5cm
ISBN:978-2-0812-8551-4