アメリカ西海岸、サン・フランシスコにおいてタパスのスタンダードといえばBocadillos ボカディヨスかPiperade ピペラードと言われているそう。
これらのバスク料理のオーナーシェフを務めているのが今作の著者であるGerald Hirigoyen ジェラルド・ヒリゴイヤンだ。
出身はフランスのバスク地方。幼い頃からキッチンに興味を持ち、13歳からそのキャリアをスタートさせた。
地元であるBiarritz ビアリッツでの勤務の他、パリやノルマンディーなどで働き腕を磨いた人物だ。
30年以上前にサン・フランシスコに移り住み、自身のレストランをオープンさせた。
カリフォルニアの要素も取り入れたスパニッシュ・フレンチのタパスは瞬く間に人気を集め、今なおサン・フランシスコの美食家を惹きつけている。
今著はタパスより手軽な雰囲気のあるピンチョスにスポットを当てた1冊。
グリル、スープ、ブレゼ、トースト、サンドイッチ、豆料理、揚げ物などテーマごとに料理が分かれているので非常に便利。
シンプルで心地よく、それでいてスタイリッシュなジェラルド・ヒリゴイヤンのピンチョスをご覧頂きたい。
edition: TEN SPEED PRESS 社
202ページ
英語
2009年刊行
サイズ:縦 26cm×横 19.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-1-58008-922-7