1962年にイタリア・ミラノに創業したIl Luogo di Aimo e Nadia イル・ルオゴ・ディ・アイモ・エ・ナディア。
"アイモとナディアの場所"という店の名前の通り、Aimo Moroni アイモ・モローニとその妻、Nadia ナディアが開いた店で、当時はシンプルなトラットリアで彼らのルーツであるトスカーナ料理を提供していたそう。
そこから少しずつフランスのオート・キュイジーヌの要素も取り入れ、1970年から1980年にかけて大きく料理が洗練されたものに進化した。
現在彼ら夫婦はキッチンに立っていないが、その意思を引き継ぎレストランで腕を振るっているのがAlessandro Negrini アレッサンドロ・ネグリーニとFabio Pisani ファビオ・ピサーニだ。
スイスやイタリアの五つ星ホテルで腕を磨いた後、イタリアの三ツ星レストランDal Pescatore ダル・ペスカトーレに勤務したAlessandro Negrini アレッサンドロ・ネグリーニ。そこで出会ったのがFabio Pisani ファビオ・ピサーニで、彼もまたパリのGrand Vefour グラン・ヴェフールやロンドンのWaterside Inn ウォーターサイド・インといった三ツ星レストランで腕を磨いた人物だ。
彼ら二人は食材本来の風味を大切にし、イタリア料理をベースにしたコンテンポラリーな一皿を仕立てている。
今著でも彼らのスペシャリテであるラヴィオリを含む90点のリチェッタが掲載されており、Il Luogo di Aimo e Nadia イル・ルオゴ・ディ・アイモ・エ・ナディアでの12年の冒険の集大成と言える1冊だ。
édition: Italiangourmet社
239ページ
イタリア語・英語 併記
2017年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 28.5cm×幅 2cm
ISBN: 9788898675654