かつて世界中の料理に影響を与えたポルトガル料理。
日本でも1550年頃に来日してポルトガルの貿易船により、多くのポルトガル料理が日本に伝わった。
金平糖やカステラ、天婦羅に南蛮漬けや鶏卵素麺など、多くの料理やお菓子がポルトガルの影響を受けて出来あがったと言われている。
また、本家のポルトガル料理も素朴なものが多く、魚介を用いたり米を良く食べるなど日本人に共通する部分も多いのではないだろうか。
この書籍にはこれぞポルトガル料理と呼べるレシピが約70点掲載されている。
米を使ったピラフのようなものからジャガイモや鱈の塩漬けの干物であるバカリャウ、タコやオリーブオイルを使ったもの、卵を多く使ったデザート類など、日本人の舌にも違和感なく溶け込めるものも多い。
ヨーロッパの大部分の料理ともスペインの料理ともまた違った、ポルトガルならではの家庭的でノスタルジックな雰囲気の1冊になっている。
edition: La Martiniere 社
192ページ
フランス語
2015年刊行
サイズ:縦 25.5cm×横 19.5cm×幅 1.5cm
ISBN: 978-2-7324-5133-6