華奢な体格にタトゥーに覆われた体、異彩を放つ料理人であるGuillaume Sanchez ギヨーム・サンチェス。
今回の書籍はCOVIDの影響で多くのレストランが閉鎖に追い込まれてしまった時期に制作されたものだ。
パティシエとしてはLadurée ラデュレ、Dalloyau ダロワイヨ、 Fauchon フォションといった有名店での経験がある彼だが、料理は完全に独学で学んだそう。
1990年生まれGuillaume Sanchez ギヨーム・サンチェスはかつての料理人に対して尊敬の意はもっているが、それほど忠誠心を抱けない世代と自身を表現しており、何者にも縛られたくないという思いがあるようだ。
現在はパリ9区にあるレストラン、NESO ネゾでシェフを務めミシュラン一ツ星を獲得している。
今著ではジャンクフードから世界中の伝統的な料理まで、ありとあらゆるものから発想を得た豊かな料理の文化が示されている。
彼の料理において重要な6つの要素やテクニック、混沌とした状況の中でリーダー達が担うべき役割などが主張されており、それらを裏付けるための30点のルセットが掲載されている。
写真こそ含まれていないが、多くの情報が詰まった1冊だ。
édition: CHENE 社
372ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 25cm×横 18cm×幅 3.5cm
ISBN: 9782812320613