今作はタイトルのとおり、生の魚を使ったルセットが掲載された書籍だ。
著者は料理人、ジャーナリスト、フォトグラファーなど幅広い分野で活躍するCarrie Solomon キャリー・ソロモン。
日本では一般的な魚の生食だが、品質の向上や様々な文化の流行などによりフランスでも生や半生で魚介類を食べる機会が増えてきた。
今作では魚介をタルタルやグラブラクス、セヴィーチェ、ポークボウル、マリネやスモークなど様々なテクニックや調理法を用いて生、もしくは半生で美味しく食べる方法が紹介されている。
もちろん生食にはリスクが伴うため、正しい選び方や購入方法、それぞれの魚の旬や消費の原則といった知識の部分も充実している。
レシピ部分はベース、手で食べる料理、サラダ&ボウル、皿盛りというチャプターに分かれており、ハーブや野菜、スパイスや和素材なども使ったエスニックなものも多い。
生の魚介を様々な方法で楽しむことができる1冊。
edition: La Martiniere 社
160ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 22.5cm×横 17cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782732497372