QUINTO QUARTO クイント・クアルト、4分の5を意味するこの言葉はイタリアである食材を意味する。
家畜を4等分に解体する際に、使われない部分や内臓などをまとめてクイント・クアルトと呼んでいるそうだ。
かつてローマに大きな屠殺場があり、牛肉は高価で手が出ない庶民のために周辺に内臓を取り扱う飲食店や肉屋など独自の文化を発展させていった。
トリッパの胃袋を代表に牛舌、腎臓、肺、心臓、腸、肝臓、脾臓、皮、脂、テール、サラミや豚足などありとあらゆる部位を用いたレシピ80点が今著には掲載されている。
過去は多くの庶民に愛され、一度は足が遠のいてしまったが今また見直されつつある内臓料理。
ローマのマンマ、Anna Dente アンナ・デンテによる滋味深い内臓料理をご覧頂きたい。
Editore : GIUNTI 社
2016年刊行
224ページ
イタリア語
サイズ:縦 25.5cm×横 20cm×幅 2cm
ISBN : 978-88-09-82825-4