美食の街パリでスフレを食べるならここを勧める人も多いのではないだろうか。
シェフのGérard Idoux ジェラール・イドゥーが腕を振るうレストラン、Le Récamier ル・レカミエだ。
学校が嫌いでよく台所に隠れていたというGérard Idoux ジェラール・イドゥーを彼の母はよく理解し、料理の道を示したそう。
13歳からそのキャリアをスタートし、Ledoyen ルドワイヤン、Plaza Athénée プラザ・アテネ、Pétrus ペトリュスといったパリの著名レストランで働いた。
その後もブラッスリー、ナイトクラブ、高級レストランなど様々なジャンルで働いたが、何よりその人柄が人々を惹きつけた。
経験を積んだ彼がボン・マルシェのそばでオープンしたレストランはすぐにゲストが集うようになったが、彼らは客であると同時に友人でもあったようだ。
Homme de cœurと言われるジェラール・イドゥーはRécamier レカミエを一つの家族と考え、温かい心を気配りでチームを守っている。
今著には彼を象徴するスフレが35点ほど掲載されている。
FROMAGE、VIANDE、POISSON、LEGUMES、SUCRESとチャプターごとに分かれて掲載されているスフレは皆それぞれ違った表情をしており面白い。
今まで神話に包まれていたジェラール・イドゥーによるルセットをご覧頂きたい。
Édition: MARABOUT 社
112ページ
フランス語
2019年
サイズ:縦 26.5cm×横 20cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782501144933