今作はロンドンにある五つ星ホテルRosewood London ローズウッド・ロンドンに併設されているレストランHolborn Dining Room ホルボーン・ダイニング・ルームのシェフによる書籍だ。
シェフの名前はCalum Franklin カラム・フランクリン、ロンドンでパイといえばこの人と名前が挙がるほど名の通った人物である。
著名人が集う英国風ダイニングとして有名なThe Ivy ジ・アイヴィで腕を磨いた彼。
ふとキッチンで見かけたアンティークの型を見つけた時にパテを作ってみようと思ったそう。
ブリティッシュ・クッキングに惹かれた彼がパイに興味を持ったのはごく自然なことなのかも知れない。
そこから試行錯誤を繰り返しながら完全に独学でパイ作りの道を突き進み、今やロンドンを代表するパイ職人となった。
今作では彼のパイ作りに関する知識やノウハウが約80点のレシピと共に公開されている。
定番であるソーセージ・ロールを最高のクオリティに仕上げたものやスコッチエッグを使った伝統的なパイ、その他にも魚介を使ったものから肉のパイ、デザートまで様々なパイを学ぶことができる。
クラシックからモダンまで、イギリスのパイのバイブルともいえる1冊だ。
Publisher: Hachette 社
289ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 25.5cm×横 19.5cm×幅 3cm
ISBN: 9782016279830