Tim Raue ティム・ラウエ、流行に敏感なベルリンっ子でその名は知らないと言われるシェフだ。
かつてギャングとして荒んだ若者時代を送っていたという彼。
しかし今ではミシュラン二ツ星とThe World’s 50 Best Restaurants 2017で48位に選ばれるという栄光に輝いている。
料理の道に本格的に進むきっかけとなったのはChalet Suisse シャレ・スイスというレストランで出会ったMarie-Anne マリー・アンヌという女性。食いつなぐためだけにレストランで働いていた彼が本格的にシェフになるという想いを持ち始めた。
その後も料理人の道を邁進し1998年にはその年の最優秀新人シェフに選出される。
2002年にはベルリンのSwissôtel スイソテルでシェフを務め、妻となったマリー・アンヌはマネージャーとして共に働いた。
2007年にはその年の最優秀シェフに選出され、2010年に晴れて自身の店Tim Raue ティム・ラウエをオープンさせた。
彼はシンガポールで食べた鱈の料理に衝撃を受け、かつてフレンチ・スパニッシュの前衛的なスタイルから東洋の食文化を取り入れたスタイルに大きく方向転換した。
今著でもそのスタイルは健在で、甘味、酸味、旨味を巧みに用いた料理は独自の世界観を持っている。
タイトルにあるMY WAYに相応しい、彼だけの料理を感じて頂きたい。
Publisher: CALLWEY 社
288ページ
英語
2017年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横26 cm×幅 2.5cm
ISBN: 978-3-7667-2271-3