こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
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アラベスクとはイスラム圏における、植物などをモチーフにした幾何学模様を反復した美術様式の事である。
人物を描く事を禁じられていた事により完成されたこの模様は、ムスリムにとって重要な意味を持っている。
無限に広がりを見せるこの模様は永遠の世界である天国を思わせるものであり、唯一全能の神アラーを象徴するとも言われている。
この書籍はイスラム圏の中でも特に食事が美味しいと言われる3国にスポットを当て、歴史や物語を元に約150のレシピを紹介している。
北アフリカで最も洗練されているモロッコからは、クスクスやタジンなどの代表的な料理からスパイスを効かせた肉料理、魚とフルーツの組み合わせなど、複雑な味の組み合わせを見つける事ができる。
世界3大料理に数えられるトルコ料理では、ケバブやパートフィロを使ったものや、ヨーグルトや茄子、ブドウの葉などを多彩に使った伝統的な料理を掲載している。
そして日本にはまだ馴染みのないレバノン料理だが、前菜盛りのような色々な種類がのったメッゼや、ヒヨコ豆や松の実を用いた料理、太陽をいっぱいに浴びた中東の野菜が中心のものが多い。
どの国の料理も多少共通する部分はあるものの、それぞれに特徴があり魅力的なものばかりだ。是非とも一度作ってみて頂きたい。
Edition: MICHAEL JOSEPH 社
352ページ
英語
2005年刊行
サイズ:縦 25.5cm×横 19.5cm×幅 3cm
ISBN: 978-0-718-14581-1