ニューヨーク市の5つの区の中でも最も人口が多く、その多様性や独自の文化を発信している事でも有名なブルックリン。
若くクリエイティブな料理人も数多く存在し、美食の激戦区となっている。
今著はブルックリンの中でも僅か2軒しか存在しない二つ星レストラン、aska アスカの書籍だ。
シェフを務めるのはスウェーデン出身のFredrik Berselius フレドリック・バーセリウス。
キャリアの多くをニュー・ヨークで築いた彼。
2012年に自身の店をオープンし、僅か1年でミシュラン一つ星を獲得した。
2014年に店を一旦クローズ、新たにブルックリンの現在の位置にレストランをオープンさせあっという間にミシュラン二つ星を獲得している。
彼の料理は北欧のスウェーデンらしい伝統とニューヨークのモダンさを兼ね備えた美しいものになっている。
地元の生産者と繋がり、季節主導の皿を提供するフレドリック・バーセリウス。
今著では彼の料理85点と共にブルックリンの風景や美しい詩、彼の料理に対する哲学が記されている。
自身のレストランやゲストに深い感謝を持ち続ける彼の思想を感じられる1冊。
edition: PHAIDON 社
240ページ
英語
2018年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 22cm×幅 2.5cm
ISBN: 978-07148-7577-4