2013年にパリのパラス・ホテル Le Meurice ル・ムーリスを離れた Yannick Alleno ヤニック・アレノ。
パリにオープンさせたビストロとクールシュヴェルというスキー・リゾート地のホテル Cheval Blanc シュヴァル・ブランに力を注ぐとの事だ。
クールシュヴェルというのはサヴォワ地方に位置するウィンタースポーツの高級リゾート地であり、幾つかの集落をまとめた総称である。四ツ星ホテルCheval Blanc シュヴァル・ブランはこのクールシュヴェルにある。
パラス・ホテルにも選ばれているシュヴァル・ブランはルイ・ヴィトンやモエ・エ・シャンドン、ヘネシーなどを傘下に持つ巨大企業LVMH社が所有しており、世界中から富裕層があつまる高級ホテルである。
そのシュヴァル・ブランが舞台だが、この本はあくまでタパスにこだわっている。決して贅沢ではないが、食べる悦びを教えてくれるタパスをヤニック・アレノがより分かりやすく、そして正確に手ほどきしてくれるのがこの本である。
この本は以下の9つのセクションに分かれている。
・DU BOUT DES DOIGTS (指先、おつまみ)
・LA SALADE SHAKER (サラダ)
・LES SALAISONS (塩漬け加工品)
・LES FROMAGES (チーズ)
・LE BRIOCH? (ブリオッシュ)
・LE TARTARE (タルタル)
・LE FOIE GRAS ET SES CONDIMENTS (フォアグラと付け合わせ)
・LE TOUT PETIT FARCI (小さな詰め物)
・L'?UF TOQU? (卵料理)
シンプルであり決して重くなく、それでいて本当の美食家ですら悦ばせる事のできる料理、それがこの本の目指しているタパスである。
Edition: Glenat 社
フランス語
2009年刊行
サイズ:縦 21.5cm×横 17cm×幅 4cm
ISBN:978-2723474115