スペイン発の製菓雑誌、Dulcypas ドゥルシーパス。
登場するのは世界各国のトップ・パティシエやブーランジェだ。
雑誌と書籍の中間にあたるモックと呼ばれるもので、年間6冊刊行されている。
今号は”Los nuevos caminos de la pastelería”パティスリーの新しい道がテーマとなっている。
生活様式が様々に変化するなかでスペインでも核家族と呼ばれる少人数の家庭が増えてきている。それに呼応するかのようにプティ・フールと呼ばれる小さな菓子が発展してきているそう。
プティ・フールといえば古典的なオーブンで焼く小さな焼き菓子のイメージだが、今は近代的なミニチュア菓子といったイメージになってきている。
今作ではCarles Mampel カルルス・マンペルやLuciano García ルチアーノ・ガルシアといったスペインの人気パティシエ達によるケーキやプティ・フール、デザートやヴィエノワズリーが掲載されている。
現代のパティシエが求められているものとは、またそれらのインスピレーションとは。
パティシエとしてこれから何が必要なのかが感じられる1冊。
édition: dulcypas 社
238ページ
スペイン語
2020年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 22cm×幅 1cm
ISSN:0212-7725