『Saint-Germain des Prés サンジェルマン・デ・プレ』
この地区の中心にある教会の名がついたこの場所には多くの観光客が訪れる。
ロマネスク様式で現存するパリ最古の教会であるサンジェルマン・デ・プレ教会や、サン・シュルピス教会など多くの歴史的建造物が存在する。
また多くの観光客が訪れるもう一つの理由がカフェではないだろうか。
多くの著名人に愛されたCafé de Flore カフェ・ド・フロールやLes Doux Magots レ・ドゥ・マゴ、1686年に開店したパリ最古のカフェ、Le Procope ル・プロコープなど数えるときりがない。
もちろんこのサンジェルマン・デ・プレにも多くのパティスリーが存在する。
ピエール・エルメやサダハル・アオキ、アルノー・ラエールなど有名パティスリーの中で昔から愛されてきたお店がある。それこそがGérard Mulot ジェラール・ミュロだ。
1975年にサンジェルマン・デ・プレでオープンし、少しずつお店を大きくしてきた。
パティスリーやショコラ、トレトゥールなど幅広い美食を提供しながらもその品質を落とす事なく続いているというのは感服するばかりである。
この書籍ではジェラール・ミュロのお菓子やチョコレート、タルトサレやトレトゥールなどが掲載されている。
プロのパティシエだけでなく彼のファンだという方にも是非ご覧頂きたい。
édition: minerva 社
192ページ
フランス語
2005年刊行
サイズ:縦 26.5cm×横 20.5cm×幅 2cm
ISBN:978-2-8307-0780-9