ゆで卵とマヨネーズで作るŒuf mayonnaise ウフ・マヨネーズ。
その歴史は古く、17世紀頃にそのルーツがあるそう。
ビストロなどで見られる料理で決して洗練されているとは言い難い料理だが、大人から子供まで楽しむことができる親しみやすさが長年愛されている理由の一つではないだろうか。
実はフランスにはウフ・マヨネーズの伝統を守るべく設立されたAssociation pour la Safe de l'Œuf Mayonnaise 通称ASOMという協会が存在しており、毎年ウフ・マヨネーズの大会を行っているそう。今作はそのASOMによる書籍だ。
テーマとなっているのはもちろんウフ・マヨネーズでその歴史や考察、そしてルセットが掲載されている。
興味深いのがルセットを提供しているシェフの顔ぶれ。ビストロを代表する料理でありながら登場するのはAlexandre Gauthier アレクサンド・ゴティエ、Yannick alleno ヤニック・アレノ、Pascal Barbot パスカル・バルボ、Alain Ducasse アラン・デュカス、Emmanuel Renaut エマニュエル・ルノー、Michel et Sébastien Bras ミシェル&セバスチャン・ブラスといった偉大な料理人49名。
ウフ・マヨを洗練された見事な料理に昇華させた彼らの創造性をぜひご覧いただきたい。
edition: le cherche midi 社
145ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 26cm×横 21cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782749171845