ワインの生産地としても有名なメンドーサ。
この本はここに自身の名を冠したレストランを持つシェフFrancis Mallmann フランシス・マルマンによるものだ。
彼は恐らくアルゼンチンで最も有名なシェフの一人だろう。
彼の料理のスタイルはアルゼンチン料理をベースにしているが、何より特徴的なのが自然の火にこだわった調理法だ。
フランスでポール・ボキューズに師事した事もあり、決して奇をてらっただけの調理法ではない。
"彼以上にグリルが上手い人はいない"、"彼は煙と炭の達人だ"といった声もあるほど。
ちなみに彼のレストランはラテン・アメリカのベストレストラン・ランキング50で37位にランクインしている。
今作では彼がフランス、パタゴニア、ニュー・ヨーク、ウルグアイ、ブラジルなどを旅し、その土地々々の風土や文化に合わせた料理を作っている。掲載されているレシピは100点ほどだ。
決して気取った料理ではないが、屋外にあって直火で焼いた料理とワインがあれば最高にお洒落ではないか。
Publisher: ARTISAN 社
306ページ
英語
2014年刊行
サイズ:縦 29cm×横 22.5cm×幅 2.5cm
ISBN:978-1579-65537-2