『LA PÂTISSERIE DES RÊVES ラ・パティスリー・デ・レーヴ』
このパティスリーのシェフを務めるのがPHILIPPE CONTICINI フィリップ・コンティシーニだ。自身も認める食いしん坊である彼はレストランの経営していた両親の元で生まれた。そのままごく自然に料理の世界を目指すようになった。
その中で彼は十二分に才能を発揮する。パティスリーに留まらずレストランでシェフとして働いた事もあり、味覚や構成、創造力やプレゼンテーションの感性がずば抜けている。日本でも定番のヴェリーヌも彼が考えたそうだ。
パリと日本のペルティエでディレクターをしていた、といえば分かる方もいるのではないだろうか。日本の料理雑誌にもよく登場する彼だが、料理やお菓子に対する考え方はシンプルだ。お菓子や料理を作る技術というのは味を演出するための道具であり、味は想いを伝える手段である。
彼のお菓子がどれも活き活きと輝いているのは、そこに彼自身の想いが詰まっているからなのだろう。
今著は2012年にフランスで出版されたものの英語版。
フィリップ・コンティシーニを象徴する約70点のレシピが掲載されている。
彼の夢のお菓子達をぜひご覧頂きたい。
Edition: grub street社
237ページ
英語
2014年刊行
サイズ:縦 27.5cm×横 25.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-1-909808-17-1