ペルーといえば何を思い浮かべるだろう。
マチュピチュやアルパカ、インカやナスカの地上絵だろうか。
いやいや、忘れてはならないのがその食文化だ。
元々の先住民の料理、移住してきたスペインやイタリアからの欧米人、日本や中国からの移民など様々な人種が入り乱れている。
それに加えて魚介やスパイス、果物や穀物など非常に豊富な食材に恵まれた結果、バラエティに富んだ食文化を形成している。
世界ベストレストラン50でもペルーのレストランが4位にランクインするなど、さらに世界中から注目が集まっており、これからも目が離せない。
この本はペルーの料理界の重鎮やカリスマと呼ばれるGastón Acurio ガストン・アクリオによるものだ。
内容はどちらかというと家庭的。というより寧ろ伝統的なペルーの料理なのだろう。
前菜、ストリート・フード、スープ、米料理、煮込み、デザートとかなり多くのレシピが掲載されている。
ガストン・アクリオのペルー料理を伝えたいという気持ちと、彼ら自身のために書いたという理由がなんとなく分かる気がする書籍だ。
Publisher: PHAIDON 社
432ページ
英語
2015年刊行
サイズ:縦 27.5cm×横 18.5cm×幅 4cm
ISBN:978-0-7148-6920-9