こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
----------------------------------------------------
Au pied cochon オ・ピエド・コション。豚足の名を持つこのレストランはパリのほぼ中心 Les Halles レ・アルの広場に面しており、サン・トゥスタシュ教会の隣に位置する。
12世紀頃からパリの台所と呼ばれる巨大な市場がこのレ・アルにあった。その当時から市場の関係者や客、24時間営業のためキャバレーの踊り子など多くの客が訪れたそうだ。
その後1959年に市場が郊外のランジスに移った後もこの店の客足が途絶えることはなかった。
もともとシャルキュトリーを営んでおり、素材の質は折り紙つき。オニオングラタン・スープの発祥地と言われており、豚足や豚肉を使った多くのスペシャリテも人気だ。
また、料理は昔からのレシピを守り続けており、フリュイ・ド・メールや豚肉のコンフィチュール、外はカリカリ、中はとろとろの豚足のフリットとベアルネーズ・ソース、ポトフやロニョン・ド・ヴォー、牛肉のタルタルにブーダン・ノワール・・。まさに王道と言える料理が24時間365日いつでも食べる事ができる。
店の内装はベル・エポック調で色々な所に豚の装飾があり可愛らしい。3階まで席があり、ウェイティング・バーも併設されいる。その歴史の中で多くの著名人も訪れた。
現在も馴染みの客から観光客、深夜に行き場を失くした者まで多くの客で賑わっている。この店の明かりが消えることはないだろう。
Édition: Glénat 社
185ページ
フランス語
2007年刊行
サイズ:縦 28cm×横 21.5cm×幅 1.5cm
ISBN: 978-2-7234-6141-2