美しいぶどう畑やヴォージュ山脈を望み、壮大な美食の風景を映し出すアルザス。
地理的、文化的、歴史的にも非常に特異なものになっている。
そのテロワールは季節の移ろいと共に料理にも多大な影響を与えている。
今作はアルザスで60年以上の歴史があるオーベルジュ・レストラン Julien Fouday ジュリアン・フデのシェフ、Gérard Goetz ジェラール・ゴッツによるもので、40の素材と110点ものルセットが掲載された書籍だ。
家族経営の温かな雰囲気と伝統的なアルザス料理を楽しめると世界中からゲストが集うレストラン、Julien Fouday ジュリアン。
書籍の中には彼らの得意とするシャルキュトリー、シュークルート、プラム、ブリオッシュ、煮込みなどが多数掲載されている。
中心となっているのは非常にクラシックなもの。
アスパラガスの季節から盛夏にかけて、ヴァンダンジュ・タルディヴの時期からノエルの期間まで、これぞアルザスといった料理がぎっしりと詰めこまれている。
地方料理に興味がある料理人にはぜひとも読んで頂きたい1冊。
édition: La Martiniere 社
408ページ
フランス語
2019刊行
サイズ:縦 29cm×横 22.5cm×幅 3.5cm
ISBN: 9782732478555