世界で最も偉大なシェフの一人といわれるHeinz Beck ハインツ・ベック。
ドイツのFriedrichshafen フリードリヒスハーフェン出身で、ドイツ国内の星付きレストランの経験を経てローマに移動、彼の指揮の下2001年に二ツ星を獲得し2005年には三ツ星を獲得した。
彼がシェフを務めるローマのレストラン La Pergola ラ・ペルゴラは2019年度のイタリア版ミシュランでも三ツ星を獲得しており、ポルトガルやドバイ、東京でもレストランをオープンしている人気のシェフだ。
今著は彼の料理の核心に迫った1冊。
シンプルであろうと複雑であろうと料理に欠かすことができないもの、それは情熱ではないだろうか。
もちろんどの分野でも言える事だろうが、料理の世界でそこには何かが確実に存在する。
料理に対する想いは確実にゲストに、そして自分自身にもかえってくる。
誰かのために食事を用意するというのは単に作業的な事ではなく、気持ちを込め注意深く作ることが非常に重要だと語っている。
書籍の中に料理の写真こそないが、彼の料理に対する情熱の他、レシピも掲載されている。
彼が常に何を思いながら料理をしているかが分かる1冊。
Editore : PIEMME社
2018年刊行
228ページ
イタリア語
サイズ:縦 22.5cm×横 15cm×幅 2cm
ISBN : 9788856661996