イタリアのパティスリーを語る上で欠かせない人物、Iginio Massari イジニオ・マッサーリ。
モダン・パスティッチェリーアの父と評され、現在のイタリアのパスティッチェリーアの基礎を作り上げた人物だ。
1942年に生まれ、パン屋での勤務やスイスでの修行を経てイタリアで妻と共に自身の店をオープン。ガンベロ・ロッソからも非常に高い評価を受けている。
1997年と2015年にはクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーに参加、メンバーとして、そして監督としてイタリアチームを牽引した。
今作では職人であり偉大な芸術家でもあるによる彼の新しい作品が60点掲載されている。
リング状のケーキ、タルト、セミフレッド、皿盛りデザート、プティガトーといった段落ごとにレシピが掲載されているのだが、一つ一つの完成度が非常に高い。独創的な見た目としっかりと考え出された構成はさすがジニオ・マッサーリとしか言いようがない。
レシピ、バランス、テクニック、味の表現、洗練された風味、見た目など、全てにおいて妥協のない1冊。
Editore : italiangourmet社
2020年刊行
304ページ
イタリア語
サイズ:縦 28.5cm×横 23.5cm×幅 3cm
ISBN : 9788832143171
