ホテル王と呼ばれた César Ritz セザール・リッツとフランス料理の創始者と呼ばれる Auguste Escoffier オーギュスト・エスコフィエ、この二人が夢見た理想のホテルであるオテル・リッツ。
パリで最も偉大なホテルと言っても過言ではないこのホテルでシェフ・パティシエを務めているのがFrançois Perret フランソワ・ペレだ。
Meurice ムーリス、Georges V ジョルジュ・サンク、l’hôtel Lancaster オテル・ランカスター、Shangri-La Hotel シャングリラ・ホテルといったパリの著名ホテルで腕を磨いた後、現在のポジションに就いた彼。リッツで働く事が夢だったそう。
2019年にはLes Grandes Tables du monde レ・グランド・ターブル・デュ・モンドが選ぶ世界最優秀パティシエにも選ばれ、ますます注目を集めている。
今作では彼の作品が朝から昼食、ティータイム、ディナーといった1日の時間に沿って展開されている。
美しいアシェット・デセールや可愛らしいプティガトー、その他にも彼のスペシャリテであるマドレーヌやマーブルケーキのアントルメといったリッツのリュクスに相応しいパティスリーが掲載されている。
彼のパティスリーに対する哲学やそのデザートを作る時のちょっとしたコツやアイデアなども記されており、それらを読むのも面白い。
美しいホテルの磨き抜かれたデザートをご覧頂きたい。
édition: Abrams 社
200ページ
英語
2020年刊行
サイズ:縦 29cm×横 22.5cm×幅 2cm
ISBN: 9781419744303