前作のLE PARIS DES PATISSERIESが高い評価を得たことから新たに出版された今作では、フランス全土の50名のパティシエによる約100点のルセットが掲載されている。
確かにパリには世界的にその名が知れ渡った有名なパティシエによる洗練されたパティスリーが多数あるが、フランスの地方にもそれに劣らないパティシエが多数存在する。
また、地方の伝統的なお菓子であるカヌレ、クグロフ、ビューニュ、クイニーアマン、ガトー・ナンテ、ゴーフルを再構築した作品があるもの地方ならではの面白いところではないだろうか。
ロワール、イル・ド・フランス、アルザス、フランシュ・コンテ、ローヌ・アルプ、プロヴァンス、アキテーヌまで各地のパティシエが登場するが、その中にはAlain Chartier アラン・シャルティエ、Frédéric Cassel フレデリック・カッセル、Christine Ferber クリスティーヌ・フェルベール、Christophe Felder クリストフ・フェルデール、Camille Lesecq カミーユ・ルセック、Philippe Rigollot フィリップ・リゴロ、Sébastien Bouillet セバスチャン・ブイエ、Julien Dugourd ジュリアン・デュゴールなども含まれている。
フランス全土のパティシエが一同に会した興味深い1冊。
édition: Alain Ducasse edition 社
384ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 25cm×横 20cm×幅 3.5cm
ISBN: 978237940778