世界を席巻するノルディック・キュイジーヌ。
そのきっかけを作ったと言っても過言ではないのがRene Redzepi レネ・レゼピ率いるNOMA ノーマだろう。
World's 50 Best Restaurantsで第一位に輝き、世界中に北欧料理の存在を知らしめた。
その後、北欧の要素を取り入れた料理が世界中でブームになるなど、世界最高峰のレストランに相応しい評価を得ている。
だが、コペンハーゲンにはNOMA ノーマと双璧をなすレストランが存在する。
それこそが今著の舞台であるGeranium ジェラニアムだ。
なぜこのレストランがNOMA ノーマと双璧をなすのか。
その指標の一つがミシュランだろう。2019年度、ジェラニアムはデンマークで唯一のミシュラン三ツ星のレストランである。NOMAでさえミシュランの評価は二ツ星となっているなか、ジェラニアムは三ツ星を獲得している。
シェフを務めているのはRasmus Kofoed ラスムス・コフォード。
デンマークのシェフ・オブ・イヤーや2004年のボキューズ・ドールで銅賞、2007年に銀賞、2011年に金賞の栄光に輝いている。
今作ではジェラニウムの一日を通じて彼らの考え方や思い、レストランの雰囲気などを感じることができ、料理も北欧らしさと常に挑戦を続けるラスムス・コフォードのらしさが詰まっている。
デンマークを代表するレストランに流れる時間を感じて頂きたい。
Publisher:Bent C 社
88ページ
英語
2016年刊行
サイズ:縦 30.5cm×横 24.5cm×幅 1cm
ISBN: 9788799562190