パレ・ロワイヤルの庭園に面し、200年以上の間、政治的・美術的・文学的、そして美食の社交場として愛され続けているレストラン Grand Véfour グラン・ヴェフール。
そして現在シェフを務めるのが Guy Martin ギイ・マルタンである。
1957年ブール=サン=モーリスに生まれた彼は、生計を立てるために19際の頃にピザ屋で働いたそうだ。だが1907年初版の料理書 ALI BAB GASTRONOMIE PRATIQUEを読み、料理の道へと進む決意をする。
アヌシーで仕事に就いた彼はルレ・エ・シャトーの一つ、シャトー・クードレで勤務の後、シャトー・ド・ディヴォンヌでは26歳という若さでディレクター兼シェフに就任、そして僅か6ヶ月で1つめの星を獲得する。
1991年より現職に就いている彼の料理のスタイルは古典をベースにしながら独創的であり、かつ美味しい料理であるという事だ。そのインスピレーションは休日の思い出や色、匂いや感情などがソースになっているそうだ。
書籍の構成としては、グランヴェフールの歴史から始まり、レシピは前菜、魚、肉、デザートの4部構成になっている。大判の書籍で料理も迫力があり美しい。レストランの内装の写真も息をのむほどだ。是非ご覧頂きたい。
Édition:Chêne 社
256ページ
フランス語
2013年刊行
サイズ:縦 37cm×横 28cm×幅 3.5cm
ISBN: 978-2-81230-832-1