パリに数多く存在するホテルの中でもパラス・ホテルと呼ばれ、一際多くの歴史を持っているのはこのオテル・ド・クリヨンではないだろうか。
1775年にコンコルド広場に建設され、1906年からホテルとして営業しているそうだ。
設計はコンコルド広場やヴェルサイユ宮殿にある小トリアノン宮殿を設計した事でも有名なAnge-Jacques Gabriel アンジュ=ジャック・ガブリエルが担当。
もちろんレストラン 『Les Ambassadeurs アンバサドゥール』 も彼の設計である。
また、マリー・アントワネットがパリに滞在する際に使っていた部屋はスイートルームとして今でも残っている。
この書籍は世界中から人気を博すJean-François Piège ジャン=フランソワ・ピエージュがシェフとして務めていた頃のものだ。
約80点の料理が写真とレシピと共に掲載されている。
その半分がオテル・クリヨンのメイン・ダイニング、アンバサドゥールのカルトで、残りの半分はジャン=フランソワ・ピエージュが提案する毎日でも食べたい料理だ。
2007年に発売されたとは思えない、洗練された華やかな1冊。
édition: Flammarion社
200ページ
フランス語
2007年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 29cm×幅 2cm
ISBN: 978-2-0812-0791-2