2007年に若手の育成やパン屋全体のクオリティを高めるために第一回が開催されたパンの世界大会、Mondial du Pain モンディアル・デュ・パン。それに伴い2005年に設立されたのが世界各国のトップ・ブーランジェが集った組織、Les ambassadeurs du pain レ・アンバサドゥール・デュ・パンだ。
今作はアンバサドゥール・デュ・パンによるもので、製パンの新発見と言われるRESPECTUS PANIS レスペクチュス・パニスについて解説した書籍である。
製法の特徴としては酵母は通常の10分の1、塩も通常の3分の2、より良い小麦粉を用い機械若しくは手でゆっくりと捏ねる、室温で15時間から20時間の発酵といったものがある。難易度は高くなるが、古来からの製法を考慮しつつより健康的で美味しいパンを作ることができるそう。
前作に続き今作でも レスペクチュス・パニス製法を使ったパンが掲載されているが、前作との違いはより多くの国々が登場し、その国の特徴を活かした個性豊かなパンが紹介されている点だ。
日本、ポルトガル、ブラジル、台湾、フランス、中国、アメリカ、アフリカなどまさに世界中のパンが登場する。
各国を代表するトップ・ブーランジェリーによるパンの数々をご覧いただきたい。
édition: ambassadeurs du pain 社
144ページ
フランス語・英語 併記
2019年刊行
サイズ:縦 27.5cm×横 21.5cm×幅 2cm
ISBN: 9782491101039