ラテン語で浸すを意味するsuppareが語源となっているように、かつてパンを浸すためのものだったスープ。
しかし料理人のスキルのおかげで料理の中の一つとして認められる、芸術的なものにまで昇華されている。
今作はスープを題材にしたシリーズで、多くの野菜やハーブ、果物などが出回る春のものになっている。
著者は1987年に自身のレストランをオープン、2021年現在ミシュラン三ツ星、フランスのLA LISTでも最高得点を獲得するなどフランスを代表する料理人であるGuy Savoy ギイ・サヴォアだ。
第一作目は春をテーマにしたスープだったが2作目の今作は夏のスープが掲載されている。
冷製スープにはバジル風味のグリーントマトとオリーブのストラッチャテッラ、アボカドとココナッツのヴルーテ 生姜風味の鯛のカルパッチョ、温製スープには生ハムのブイヨンとメロンのコンフィ、ラタトゥイユ風味のブイヨンとプロヴァンスの野菜といった夏の太陽を感じさせるものばかり。
食欲の湧かない暑い時期にも食べやすく、健康的なスープをご覧いただきたい。
Édition: HERSCHER 社
64ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 25cm×横 20cm×幅 1cm
ISBN: 9782733504079