パリのフォションで約10年間シェフ・パティシエを務めていたChristophe Adam クリストフ・アダン。
日本にも展開しているéclair de génie レクレール・ド・ジェニーというエクレアの専門店で高い人気を誇っているが、その他のクリエーションも評価が高い。
今作はシトロン、フランボワーズ、ショコラ、フレーズ、ヴァニーユ、トマトと一つのテーマに絞り、ルセットやその食材に携わる生産者やパティシエ、シェフなども紹介している人気のシリーズだ。
今回のテーマとなっているのはポム、林檎である。
フランスだけでなく日本や世界中での馴染みのあるフルーツだが、その活用方法は非常に多い。
そのまま齧っても良く、料理やデザートに焼いても絞っても、ジャムにしても乾燥させてもそれぞれに違った美味しさがある林檎。
クリストフ・アダンという自由な発想のパティシエによりさらにその可能性を広げている。
彼によるルセットの他にも人気パティシエのChristophe Michalak クリストフ・ミシャラクや24歳という若さで星を獲得したトゥールーズのシェフ、Yannick Delpech ヤニック・デルペシュなども登場する。
小さめの書籍ではあるが林檎の魅力を伝えるのに十分な1冊になっている。
Édition: La Martiniere 社
128ページ
フランス語
2019年
サイズ:縦 22.5cm×横 17cm×幅 1cm
ISBN: 9782732489940