リヨンから車で約3時間、サンボネ・ル・フロワという町に世界中から美食家が集まる老舗レストランがある。
その名はRégis et Jaques Marcon レジス・エ・ジャック・マルコン。
人口僅か220人の町に毎日100人以上のお客が来店するそうだ。
その土地で採れる食材を使い、人気を博しているこのレストラン。
父のレジス・マルコンとその息子ジャック・マルコンがシェフを務めている。
とりわけ評判が高いのがレジス・マルコンによるキノコを使った料理だ。
彼は「キノコの魔術師」とまで呼ばれ、地元で採れるキノコを含め年間約70種類のキノコを使い分ける。
この書籍では「キノコの魔術師」によるキノコ料理が多数掲載されている。
65種のキノコがその写真と共に、別名、旬の時期、特徴、風味、注意点、そして下処理の仕方などが掲載されており、まるで辞典のようでもある。
約100点掲載されているレシピも流石三ツ星といえる料理ばかり。
思わず香りをかいでみたくなる1冊である。
édition: matinière 社
416ページ
フランス語
2013年刊行
サイズ:縦 29cm×横 23cm×幅 3.5cm
ISBN:978-2-7324-5483-2